重要な用件

ジャガリコ君がある日現場に来てませんでした。直接の上司じゃなかったので特に連絡を受けてたわけでもないから理由は知りませんが、進捗的にも問題ないので気にせずにいました。まぁ他の誰かの所に連絡行ってるんだろうな、と思って。

 

するとおはじき君がやってきて「ジャガリコさんは今日お休みでしょうか?」と聞いてくるので「他の人に連絡してるんじゃない? 俺は聞いてないけど、この前休出してたから代休なんじゃないの?」と返答しました。

 

これで終わりかと思いきや、おはじき君は言うのです、「ジャガリコさんに重要な用件があるので、連絡先を教えてもらえないでしょうか?」と。

 

「仕様のこととかなら俺が答えられるけど?」というけど「ジャガリコさんじゃないとダメなんです」の一点張りです。仕方ないのでおはじき君に連絡先を伝えました。

 

後日、出社してきたジャガリコ君から怒られました。

 

社畜さん、僕が海外に居る時におはじきから電話来ましたけど、どんな用だったと思います?」

「重要な用件とか言って、俺には内容教えてくれなかったんだけど、なんだろ?」

「今日はお休みですか、って言われたからそうだけどって答えただけなんですけど」

「え」

 

 今日休みなのかを本人に質問するのが、かなり重要な用件だったようです。おそらくは部長の出張資料を作って空港に届けに行くよりも重要な用件だったに違いありません(少なくともおはじき君にとっては)。