独自の信念を持つ男

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アニメ化した時のためのロゴを準備しました(挨拶)

 

詐称ボーイが来た時は、詳細設計フェーズでした。現行システムがコボルでアクセス処理をしているので、それをひとまずまとめたのが概要設計なんですが、それをJavaSQL使って改修してくのが詳細設計フェーズという位置づけです。今まで複数回のアクセスだったところを、SQLでJOINさせて一度で済ませたり、といったことを考えるフェーズになるわけです。

 

つまり、SQLが分からないとどうしようもない現場だったのですが、あいにく詐称ボーイはSQLがほとんどわかっていません。SELECT文ですら最初は理解してなかったらしいし。

 

そんな訳なので、普通の人のスケジュール通りには全く事が進みません。品質もかなり悪く、概要のアクセス仕様をそのまま詳細にコピペしてる(しかも間違えてる)ので、レビューアに「そのまま使うだけじゃダメですよ」と指摘されたところ、詐称ボーイはこう切り返したそうです。

 

「概要設計書を信じちゃダメなんですかぁ?!」

 

とりあえず弊社責任者にクレームが来たので、平謝りするしかありません。そして詐称ボーイに指導することになって、SQLの概念から丁寧に教え続けてたんですが、そのうち疲れてきたのか、詐称ボーイはこう言い放ちました。

 

「こんなのは、SQLが得意な人がやればいいんですよ!!」

 

え……アナタ、じゃあ何しにここに来てるの?

 

という言葉を飲み込みつつ、わたくしはこう答えました。

 

「じゃあ早くSQLが得意になってください」

 

全然飲み込めてなかった。